連載 時流を読む
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  • 京都大学名誉教授中西輝政

波瀾のアメリカ大統領選挙の行方と、
日本が自立するために必要な三本柱

「選挙の年」と言われる今年、世界各国で選挙が行われ、予想外の結果が相次いでいる。総じて、現政権を担う保守系の与党が大敗を喫し、左派系の野党が台頭しているという構図だ。この時流の中で、岸田首相は大きな決断をして、9月末に実施される日本の自民党総裁選への不出馬を決め、年内にも予想される衆院解散・総選挙も視野に入ってきた。さらには世界の運命を決めると言っても過言ではない11月のアメリカ大統領選はどういう展開になるのだろうか。この激動の中で私たち日本人が決して忘れてはならない原点は何かを説き明かす。

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