いまを遡ること約30年前、ヒト・レニンの全遺伝子解読を世界に先駆けて成功へと導いた2人の研究者がいる。京都大学名誉教授の中西重忠氏と本連載のホスト役を務める筑波大学名誉教授の村上和雄氏だ。様々な幸運に導かれるようにして躍動感溢れる研究を展開された当時の模様を、お二人に振り返っていただいた。
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サントリー生命科学財団生物有機科学研究所所長
中西重忠
なかにし・しげただ
昭和17年岐阜県生まれ。41年京都大学医学部卒業。46年京都大学大学院医学研究科博士課程修了。56年京都大学教授に就任。その後、京都大学大学院医学研究科、生命科学研究科で教授を務める。平成17年大阪バイオサイエンス研究所所長。27年サントリー生命科学財団生物有機科学研究所所長に就任し現在に至る。18年文化功労者、27年に文化勲章を受章。
筑波大学名誉教授
村上和雄
むらかみ・かずお
昭和11年奈良県生まれ。38年京都大学大学院博士課程修了。53年筑波大学教授。遺伝子工学で世界をリードする第一人者。平成11年より現職。著書に『スイッチ・オンの生き方』『人を幸せにする魂と遺伝子の法則』、共著に『遺伝子と宇宙子』(いずれも致知出版社)などがある。