窮達は命なり。吉凶は人に由る──。
ある先達の言葉である。
人が困窮したり栄達に恵まれたりするのは運命だが、それを吉とするか凶とするかは、その人次第だ、ということである。
困窮の中にいてもそのことによって運命を発展させる人がいるし、栄達の中にいてもそのことで運命を衰退させてしまう人もいるからである。そして、吉凶を分ける基になるものに、その人に感謝があるかどうかが大きく影響しているのではないかと思うのである。
『致知』は今年(2026年)の9月で創刊48周年になる。長い道のりだが、振り返ればつい昨日のようにも思える。