このほど弊社より『7000人の子の命を救った心臓外科医が教える仕事の流儀』を上梓した高橋幸宏氏。小児心臓外科医として約40年のキャリアを通じ、書名の通り7,000人以上の命を救い、手術成功率は驚異の98.7%を誇るゴッドハンドである。高橋氏が予てよりお話を伺いたいと切望されていた横田南嶺氏と共に語り合う、いかにして自己を磨き、後進を育成してきたか、それぞれの立場で慈悲に生きてこられた歩みはまさに自靖自献そのものだ。
榊原記念病院副院長
高橋幸宏
たかはし・ゆきひろ
昭和31年宮崎県生まれ。熊本大学医学部卒業後、心臓外科の世界的権威と呼ばれた榊原仟氏が設立した榊原記念病院への入職を希望するも、新米はいらないと断られ、熊本の日赤病院で2年間初期研修。58年榊原記念病院に研修医として採用。年間約300例もの心臓血管手術を行い、35年間で7,000人以上の子供たちの命を救ってきた。手術成功率は実に98・7%に及ぶ。平成15年心臓血管外科主任部長、18年副院長就任。医学博士。著書に『7000人の子の命を救った心臓外科医が教える仕事の流儀』(致知出版社)など。
臨済宗円覚寺派管長
横田南嶺
よこた・なんれい
昭和39年和歌山県新宮市生まれ。62年筑波大学卒業。在学中に出家得度し、卒業と同時に京都建仁寺僧堂で修行。平成3年円覚寺僧堂で修行。11年円覚寺僧堂師家。22年臨済宗円覚寺派管長に就任。29年12月花園大学総長に就任。著書に『人生を照らす禅の言葉』『禅が教える人生の大道』『命ある限り歩き続ける』(五木寛之氏との共著)など多数。最新刊に『十牛図に学ぶ』(いずれも致知出版社)。