中国の強大化、ロシアによるウクライナ侵攻——まさにいま世界の安全保障を巡る環境は激変の時を迎えている。その中で日本はいかに防衛力・抑止力を高め、危機の時代を生き抜いていけばよいのか。国際情勢、安全保障に精通する元国家安全保障局次長・兼原信克氏と元陸上自衛隊西部方面総監・番匠幸一郎氏のお二人に、日本が直面する厳しい現実と共に、国難を突破する具体策を提言いただいた。
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元陸上自衛隊西部方面総監
番匠幸一郎
ばんしょう・こういちろう
昭和33年鹿児島県出身。55年防衛大学校卒業。平成12年米国陸軍戦略大学卒業。第三普通科連隊長兼名寄駐屯地司令、第一次イラク復興支援群長、幹部候補生学校長、陸上幕僚監部防衛部長、陸上幕僚副長、西部方面総監などを歴任し、27年退官。30年まで国家安全保障局顧問。現在は拓殖大学客員教授、全日本銃剣道連盟会長を務める。共著に『核兵器について、本音で話そう』(新潮新書)など。
元国家安全保障局次長
兼原信克
かねはら・のぶかつ
昭和34年山口県生まれ。東大法学部卒業後、外務省入省。国際法、安全保障、ロシア(領土問題)が専門分野。条約局法規課長(現国際法課長)、北米局日米安全保障条約課長、国際法局長などを歴任。国外では米国、韓国の大使館や政府代表部に勤務。第二次安倍政権で内閣官房副長官補(外政担当)、国家安全保障局次長を務める。平成元年退官。著書に『日本の対中大戦略』(PHP新書)、共著に『核兵器について、本音で話そう』 (新潮新書)『国難に立ち向かう新国防論』(ビジネス社)など。