明治期から年齢を超えて国民に口ずさまれてきた唱歌、童謡は、現代の日本人の心を捉える不思議な力がある。日本語の持つ魅力や素晴らしさを後世に伝えるために文筆活動を続ける高橋こうじ氏に唱歌、童謡に込められた先人の思い、受け継ぐべき日本人の心についてお聞きした。
文筆家
高橋こうじ
たかはし・こうじ
昭和36年埼玉県生まれ。慶應義塾大学文学部卒業後、文筆家に。「言葉とは何か」をテーマにしたシナリオ『姉妹』で第10回読売テレビゴールデンシナリオ賞優秀賞受賞。平成26年に上梓した『日本の大和言葉を美しく話すーこころが通じる和の表現ー』がベストセラーに。他の著書に『日本の童謡・唱歌をいつくしむー歌詞に宿る日本人の心ー』(いずれも東邦出版)など多数。