縁尋機妙、多逢聖因。碩学・安岡正篤師はしばしばこの箴言を引き合いに、良縁を結ぶことの大切さを説いた。尊い縁に誘われて邂逅を果たした大村智氏、田口佳史氏、平井敬二氏。それぞれの道を切り開いてきた三氏が、心に深く刻んできた言葉、師恩、そして感謝の念を通じて、人生を開く条件を探った。
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北里大学特別栄誉教授
大村 智
おおむら・さとし
昭和10年山梨県生まれ。33年山梨大学学芸学部卒業。38年東京理科大学大学院理学研究科修士課程修了。40年北里研究所入所。米国ウエスレーヤン大学客員教授を経て、50年北里大学薬学部教授。北里研究所監事、同副所長等を経て、平成2年北里研究所理事・所長。19年北里大学名誉教授。20年北里研究所名誉理事長(現在は北里大学特別栄誉教授)。27年ノーベル生理学・医学賞受賞。著書に『ストックホルムへの廻り道 私の履歴書』(日本経済新聞出版社)『縁尋機妙』(致知出版社)『まわり道を生きる言葉』(草思社)など。
東洋思想研究家
田口佳史
たぐち・よしふみ
昭和17年東京都生まれ。記録映画監督としてバンコクで撮影中、水牛に襲われ瀕死の重傷を負う。生死の狭間で『老子』と出合い、東洋思想研究に転身。「東洋思想」を基盤とする経営思想体系「タオ・マネジメント」を構築・実践し、1万人超の企業経営者や政治家らを育成。配信中の「ニューズレター」は海外でも注目を集める。主な著書(致知出版社刊)に『「大学」に学ぶ人間学』『「書経」講義録』『「中庸」講義録』他多数。最新刊に『王陽明「伝習録」に学ぶリーダーの人間学』。
北里大学大村智記念研究所客員教授、山梨大学客員教授
平井敬二
ひらい・けいじ
昭和24年山口県生まれ。47年山梨大学工学部発酵生産学科卒業。杏林製薬入社。53年群馬大学医学部微生物学教室(三橋研) 出向(~55年)。杏林製薬常務、専務などを経て、平成21年社長に就任。24年相談役。28年富士製薬工業社外取締役。30年日本医療研究開発機構 (AMED)新興・再興感染症に対する革新的医薬品等開発推進研究事業プログラムオフィサー。