日本は世界有数の長寿国だが、平均寿命と元気に生活できる健康寿命との間にはまだ隔たりがある。高次脳機能外来で脳疾患の患者を数多く社会復帰へ導いてきた築山節氏と、脳科学の知見に基づき人の才能を引き出す活動に取り組んでいる西剛志氏に、いくつになっても脳を成長させ、真の健康長寿を実現する道について語り合っていただいた。
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北品川クリニック・予防医学センター所長
築山 節
つきやま・たかし
昭和25年愛知県生まれ。日本大学大学院医学研究科卒業。埼玉県立小児医療センター脳神経外科医長、公益財団法人河野臨牀医学研究所附属第三北品川病院長、同財団理事長を経て現職。医学博士。脳神経外科専門医として数多くの診断治療に携わり、平成4年脳疾患後の脳機能回復を図る高次脳機能外来を開設。著書に『脳が冴える15の習慣』『脳を守る、たった1つの習慣』(共にNHK出版)『一生脳が冴える歩き方』(宝島社)など。
脳科学者
西 剛志
にし・たけゆき
昭和50年宮崎県生まれ。東京工業大学大学院生命情報専攻卒業。博士号を取得後、特許庁を経て、平成20年うまくいく人とそうでない人の違いを研究する会社を設立。企業や個人を対象に才能を引き出す方法を提供。著書に『80歳でも脳が老化しない人がやっていること』(アスコム)『1万人の才能を引き出してきた脳科学者が教える「やりたいこと」の見つけ方』(PHP研究所)『脳科学的に正しい一流の子育てQ&A』(ダイヤモンド社)など。