古今東西の古典の学びと能楽で培ったメソッドを生かし、作品の創作・演出・出演、寺子屋塾の主宰など幅広い活動を続ける下掛宝生流ワキ方能楽師・安田 登氏。NHK Eテレの人気教養番組「100分de名著」のプロデューサーとして、数多くの名著・名作を世に広く紹介してきた秋満吉彦氏。共に読書を通じて自らの人生をひらいてきたお二人に、名著の持つ力、読書の素晴らしさを縦横に語り合っていただいた。
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25分×4回の構成で古今東西の様々な名著を解説する「100分de名著」のテキスト
下掛宝生流ワキ方能楽師
安田 登
やすだ・のぼる
昭和31年千葉県生まれ。高校教師時代に能楽と出合い、ワキ方の重鎮・鏑木岑男師の謡に衝撃を受け27歳で入門。現在は、ワキ方の能楽師として国内外を問わず活躍し、能のメソッドを使った作品の創作、演出、出演などを行う。『身体感覚で「論語」を読みなおす。』(新潮文庫)『NHK100分de名著 平家物語』(NHK出版)『野の古典』(紀伊國屋書店)など著書多数。
NHK「100分de名著」プロデューサー
秋満吉彦
あきみつ・よしひこ
昭和40年大分県生まれ。熊本大学大学院文学研究科修了後、平成2年NHK入局。ディレクター時代に「BSマンガ夜話」「日曜美術館」などを制作。「100分de メディア論」(ギャラクシー賞優秀賞)「100分de 平和論」(放送文化基金賞優秀賞)等をプロデュースした。現在、NHK Eテレの教養番組「100分de 名著」のプロデューサーを担当。著書に『仕事と人生に活かす「名著力」』(生産性出版)『行く先はいつも名著が教えてくれる』(日本実業出版社)などがある。