2019年1月、日本人初のルートで南極点単独徒歩到達を成し遂げたプロ冒険家の阿部雅龍氏。幼い頃に抱いた夢を叶え、幾度となく生死の狭間を越えながら活動を続ける阿部氏を冒険へと突き動かすものとは何なのか。恩師の教えや大自然から掴んだことと共に伺った。(写真:2019年1月、日本人初のルートにて南極点単独徒歩到達918㎞を達成した時)
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プロ冒険家
阿部雅龍
あべ・まさたつ
昭和57年秋田県生まれ。平成16年大場満郎氏主宰の冒険学校でスタッフとして働く。17年秋田大学在学中に南米大陸単独自転車縦断。22年Continental Divide Trail単独踏破、24年乾季のアマゾン川の2,000km単独筏下りを達成。26年から3年連続で北極圏単独徒歩。31年1月日本人で初めてメスナールートによる南極点単独徒歩到達918キロメートルを達成。現在、同郷の探検家・白瀬矗中尉の足跡を辿り、単独徒歩で南極点を目指している。著書に『次の夢への一歩』(角川書店)がある。