2025年6月号
特集
読書立国

読書立国

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    戦国の三英傑は信長・秀吉・家康である。いずれも優れた武将である。ただ3人の中で庶民に教育をほどこし導いていくことを思いついたのは家康だけである。徳川が十五代の長きにわたり続いた所以ゆえんであろう。

    読書によって国を立派にしていくことを「読書立国」というなら、家康は読書立国の第一人者だといえる。

    「7歳の児童たちの読書量が将来の世界における英国の位置そのものである」とイギリスの元首相ブレアは言っている。卓見たっけんである。

    国民の読書量と国力は一対いっついである。

    さて、日本である。最近、日本人の読書離れがいちじるしいという。