国内で年間3万人が命を落とすという肝臓がん。その患者を1人でも多く救おうとする肝臓がん手術のプロフェッショナル・高山忠利氏。幼い命を脅かす様々な病から子供たちを救う小児外科のスペシャリスト・山髙篤行氏。ともに不可能を可能にしてこられた名医が語る、手術への飽くなき挑戦、そして患者に対する思いとは。
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日本大学医学部消化器外科教授 医学部長
高山忠利
たかやま・ただとし
昭和30年東京都生まれ。55年日本大学医学部卒業。国立がんセンター中央病院外科でレジデント・医員・医長を経て、平成9年東京大学医学部肝胆膵移植外科助教授。13年日本大学医学部消化器外科教授。26年同大学医学部長に就任。
順天堂大学医学部小児外科、小児泌尿生殖器外科主任教授
山髙篤行
やまたか・あつゆき
昭和33年神奈川県生まれ。60年順天堂大学医学部卒業。同大学医学部附属順天堂病院の外科研修医になる。平成18年順天堂大学医学部小児外科主任教授に就任。24年東京医科大学兼任教授(消化器・小児外科学分野)。