日本人の国語力の低下が叫ばれて久しい。元高校教師でメディア報道研究政策センター理事の本間一誠氏は、早くからこの現実に警鐘を鳴らしてきた。日本語が直面する現実と今後について、教師としての体験を盛り込みながら論述いただいた。
メディア報道研究政策センター理事
本間一誠
ほんま・いっせい
昭和20年東京都生まれ。皇學館大学文学部国文科卒。鹿児島県、千葉県の県立高校に国語教師として勤務の後、平成元年に三重県の私立高校に転じる。23年から28年にかけて雑誌『正論』に「一筆啓誅 NHK殿」を連載し、現在、社団法人メディア報道研究政策センター理事。