ピアニストとして20代から受賞を重ね、独自の演奏活動を通じて地域貢献の表彰も受けてきた竿下和美さん。一人娘の高校卒業を控えた春、ステージⅣのがんで余命1年半の宣告を受ける。しかし、病を抱えて病の内に屈せず、芸術家としての火種に転じるその姿は、周囲に感動と勇気を与えている。竿下さんが音に込める思いとは。
この記事は約11分でお読みいただけます
ピアニスト
竿下和美
さおした・かずみ
大阪府生まれ。京都市立芸術大学音楽学部卒業後、プロデビュー。平成11年長江杯国際ピアノコンクール第1位、16年フランス音楽コンクール奨励賞ほか受賞多数。令和元年NPO法人京田辺音楽家協会設立。5年2月、ステージⅣの肺腺がんと余命1年半の宣告を受ける。6年12月「『全』市民第九演奏会 ~三世代で繋ぐ歓喜の歌~」を決行、以降も活動継続中。