共に国内外の数々の日本酒品評会で高い評価を得、多くの人々を魅了し続けている澄川酒造場(山口県)の「東洋美人」、新澤醸造店(宮城県)の「伯楽星」。それぞれの酒蔵を率いる澄川酒造場第四代目蔵元杜氏の澄川宜史氏と、新澤醸造店五代目蔵元の新澤巖夫氏に、師の教えや越えてきた試練を交え、妥協なき日本酒づくりの道のり、運命を力強く切り拓いていく要訣を語り合っていただいた。
この記事は約24分でお読みいただけます
澄川酒造場 第四代目蔵元杜氏
澄川宜史
すみかわ・たかふみ
昭和48年山口県生まれ。東京農業大学農学部醸造学科在学中に、高木酒造の十五代目当主・髙木辰五郎氏に弟子入り。大学卒業後、家業の澄川酒造場に入る。平成16年に第四代目蔵元杜氏に就任。奇を衒わない「王道の日本酒」を追究し、主銘柄「東洋美人」は、世界最大級の日本酒コンペ「SAKE COMPETITION」にて24年に「生酛・山廃部門」で第一位、翌年「純米吟醸部門」「生酛・山廃部門」の二部門で第一位に選出、令和6年山口県の鑑評会にて「大吟醸」「純米吟醸」「純米」の全3部門を制し、初の3冠を達成するなど国内外で高く評価されている。
新澤醸造店 五代目蔵元
新澤巖夫
にいざわ・いわお
昭和50年宮城県生まれ。東京農業大学農学部醸造学科卒業後、家業の新澤醸造店に入社。25歳で杜氏に就任。同年〝究極の食中酒〟「伯楽星」を世に出す。「伯楽星」はFIFAワールドカップ公式酒に選ばれるなど、国内外で高い評価を受ける。平成23年36歳で代表取締役に就任。28年『SAKE COMPETITION』にて「あたごのまつ」が純米酒部門第一位に選出。令和4年より世界酒蔵ランキング4年連続1位。IWC(インターナショナルワインチャレンジ)にて、世界一の蔵元に贈られる『Sake Brewer of the year』に4年連続(令和4~7年)で選出。
〝王道の日本酒づくり〟を追究した澄川酒造場の 「東洋美人 純米大吟醸 壱番纏」
新澤醸造店の代表銘柄、〝究極の食中酒〟を追究した「伯楽星」