大胡田 誠さん、大石亜矢子さんご夫妻はともに全盲というハンディを抱えながら弁護士、歌手として活躍を続ける一方、家庭では2人の子供を育てる父親と母親でもある。様々な壁や逆境に直面しつつも、それを乗り越えて力強く歩んできたお2人に、これまでの人生や仕事、子育てについて語っていただいた。
弁護士
大胡田 誠
おおごだ・まこと
昭和52年静岡県生まれ。先天性緑内障により12歳で失明する。筑波大学附属盲学校の中学部・高等部を卒業後、慶應義塾大学法学部を経て、慶應義塾大学大学院法務研究科へと進む。平成18年5回目の挑戦で司法試験に合格。全盲で司法試験に合格した日本で3人目の弁護士となる。25年からつくし総合法律事務所に所属し、一般民事事件や企業法務、家事事件(相続、離婚など)や刑事事件などに従事する他、障碍者の人権問題をテーマにした活動も続けている。著書に『全盲の僕が弁護士になった理由』(日経BP社)。
歌手
大石亜矢子
おおいし・あやこ
昭和50年千葉県生まれ。極低出生体重児だったため、保育器の高濃度の酸素により網膜が損傷する「未熟児網膜症」によって失明。2歳の時に静岡県沼津市に移住。筑波大学附属盲学校(現・筑波大学附属視覚特別支援学校)の中学部・高等部を卒業後、武蔵野音楽大学声楽科卒業。ソプラノ歌手としてソロ歌唱の他、ピアノの弾き語りによる演奏活動を勢力的に行い、各地で感動を呼んでいる。また、盲導犬の啓発活動なども行う。大胡田氏との共著に『決断。全盲のふたりが、家族をつくるとき』(中央公論新社)がある。平成22年CD『マイ・ライフ』を、30年アルバム『My Best』をリリース。昭和50年千葉県生まれ。極低出生体重児だったため、保育器の高濃度の酸素により網膜が損傷する「未熟児網膜症」によって失明。2歳の時に静岡県沼津市に移住。筑波大学附属盲学校(現・筑波大学附属視覚特別支援学校)の中学部・高等部を卒業後、武蔵野音楽大学声楽科卒業。ソプラノ歌手としてソロ歌唱の他、ピアノの弾き語りによる演奏活動を勢力的に行い、各地で感動を呼んでいる。また、盲導犬の啓発活動なども行う。大胡田氏との共著に『決断。全盲のふたりが、家族をつくるとき』(中央公論新社)がある。平成22年CD『マイ・ライフ』を、30年アルバム『My Best』をリリース。