致知電子版の印刷物は配布しないようにお願い致します。利用規約でも配布は禁じられています。
スマートフォンやタブレットなどデジタル端末の急速な普及は、私たちの生活を便利にする一方、人と人、親と子の繋がりの希薄化や学力低下、読書離れなど様々な問題の要因になっていることが指摘されている。発達心理学と脳科学――。それぞれの専門分野から日本の教育のあり方に鋭い分析と提言を行っている内田伸子氏と川島隆太氏に、AI時代に負けない子育て、日本のよりよい未来を実現する要諦を語り合っていただいた。
お茶の水女子大学名誉教授
内田伸子
うちだ・のぶこ
昭和21年群馬県生まれ。お茶の水女子大学文教育学部卒業。同大大学院人文科学研究科修士課程修了(学術博士)。同大文教育学部講師、助教授を経て同大大学院人間文化研究科教授、文教育学部長、理事・副学長。専門は発達心理学、言語心理学など。ベネッセ「こどもちゃれんじ」監修やNHK「おかあさんといっしょ」番組開発も務める。23年より現職。令和3年文化功労者。5年瑞宝重光章を受章。著書に『AIに負けない子育て-ことばは子どもの未来を拓く』(ジアース教育新社)『頭のいい子が育つあいうえおんどく』(新星出版社)他多数。
東北大学加齢医学研究所教授
川島隆太
かわしま・りゅうた
昭和34年千葉県生まれ。東北大学医学部卒業。同大学院医学系研究科修了(医学博士)。同大学加齢医学研究所教授。専門は脳機能イメージング学。著書に『読書がたくましい脳をつくる』(くもん出版)『スマホが学力を破壊する』(集英社)『脳を鍛える!人生は65歳からが面白い』(扶桑社新書)など多数。共著に『素読のすすめ』(致知出版社)などがある。