ポテンシャル入試の導入や生徒同士の学び合いの場を創り出すなど、その取り組みが全国から注目を集める、女子進学校の中村中学校・中村高等学校。東京都江東区内にあって100年以上の伝統を持ち、完全中高一貫校でもある同校の改革を先頭に立ってリードしてきた第十代校長の梅沢辰也氏に、その取り組みとともに受け継ぎし思いについて語っていただいた。
中村中学校・中村高等学校前校長
梅沢辰也
うめざわ・たつや
昭和35年東京都生まれ。57年日本体育大学卒業。55年6月から八王子実践高等学校バレー部コーチ(全国優勝2回)、58年4月からダイエーオレンジアタッカーズの監督&全日本ジュニアコーチを務める。60年4月に中村中学校・中村高等学校で保健体育科教諭として奉職。12年間バレー部の監督を務める(全国3位を2回)。平成22年4月から第10代校長及び理事に就任。28年4月より同校で一教師として生徒とともに学んでいる。