「エサキダイオード」の発見が世界に評価され、1973年にノーベル賞物理学賞を受賞した江崎玲於奈氏。70歳を前にアメリカから帰国すると、今日に至るまで教育者としての道を歩み続けている。物理学者として類まれな創造力によって新分野を切り拓いてこられた江崎氏に、研究者としての歩みとともに、教育に懸ける思いを語っていただいた。
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茨城県科学技術振興財団理事長
江崎玲於奈
えさき・れおな
大正14年大阪府生まれ。昭和22年東京帝国大学卒業。32年エサキダイオードにより量子力学的トンネル効果を実証する。35年に渡米しIBMのT・J・ワトソン中央研究所に勤務。48年ノーベル物理学賞を受賞。49年文化勲章受章。平成4年に帰国し筑波大学学長に就任。現在は茨城県科学技術振興財団理事長、横浜薬科大学学長などを務める。近著に『「未知」という選択』(神奈川新聞社)がある。