福井県を拠点に染色業として創業し137年、衣料分野に留まらず非衣料・非繊維の多彩な領域で事業を展開する東証プライム上場企業のセーレン。かつて繊維業界の衰退と共に落日の運命を辿りつつあった同社の経営のバトンを託され、絶えざる挑戦と変革で大きな躍進へと導いてきたのが、川田達男氏である。しかし、20代は左遷の連続で辛酸を嘗める日々だった。氏はいかにして不遇の人生を切り拓いてきたのだろうか。
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セーレン会長兼CEO
川田達男
かわだ・たつお
昭和15年福井県生まれ。37年明治大学経営学部卒業後、福井精練加工(現・セーレン)入社。56年取締役(製品営業部門副担当兼製品営業部長)、60年常務取締役を経て、62年社長就任。平成17年カネボウを買収し、2年で黒字化を果たす。23年より現職。