真に生きる力となる哲学を提唱し、教育活動に心血を注いだ国民教育の師父・森 信三師。世界的な脳神経解剖学者として、研究の道一筋に生きた京都大学第16代総長・平澤 興師。生涯に1万篇以上もの詩を創作し、多くの人の心に光を灯してきた仏教詩人・坂村真民師。「人間学の達人」と呼ぶに相応しい三師を父に持つ森 迪彦氏、平澤 裕氏、西澤真美子さんに、それぞれの父の歩いた道、心に残る父の言葉などを語り合っていただいた。
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森 信三氏 ご子息
森 迪彦
もり・みちひこ
昭和16年満洲生まれ。20年引き揚げ。父・森信三は翌年帰国して、22年月刊誌『開顕』、31年『実践人』を発刊、家業として手伝う。42年大阪府立大学卒業後、大阪の会社に勤務。平成16年定年退職後、「実践人の家」事務局長、常務理事を務める。
平澤 興氏 ご子息
平澤 裕
ひらさわ・ゆたか
昭和17年新潟県生まれ。4男5女の9人きょうだいの4男末子。4歳の時、父・平澤 興の京都大学赴任に伴い、家族と共に京都へ移住する。40年同志社大学卒業後、東京の会社に勤務。アルパインツアーサービス取締役、京都国際文化専門学校理事を経て、現在に至る。