赴任して3年目にして、廃部寸前だった屋久島高校演劇部を全国大会で優秀賞(2位)を受賞するまでに導いた顧問の上田美和先生。「頑張ることは格好悪い」という風潮が無きにしも非ずの昨今、一つの事に懸命に打ち込む尊さを正面から説く上田先生に、演劇への情熱、教育へ懸ける思いを語っていただいた。
鹿児島県立屋久島高等学校元演劇部顧問
上田美和
うえだ・みわ
昭和47年鹿児島県生まれ。大学を卒業し、2年間都内の出版社に勤務後、地元に戻り国語科の教員に。平成13年鹿児島県立宮之城高校に勤務中、創作した演劇『トシドンの放課後』で九州大会優秀賞(2位)を受賞。28年屋久島高等学校に転任。30年『ジョン・デンバーへの手紙』で全国大会優秀賞、創作脚本賞をダブル受賞。令和3年鹿児島本土の鹿児島県立伊集院高等学校に転任。