「桃太郎便」で知られる丸和運輸機関を中核会社として、3PL(物流一括請負)事業を展開するAZ-COM丸和ホールディングス。同社を徒手空拳で立ち上げ、一代で東証プライム上場の大企業へと発展させてきたのが和佐見勝氏である。24歳で無一文になった氏は、いかにして運命を開いてきたのか。必死で仕事に没頭した若き日々を振り返っていただき、経営者としての原点に迫る。
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AZ-COM丸和ホールディングス社長
和佐見 勝
わさみ・まさる
昭和20年埼玉県生まれ。15歳から都内の青果店で修業し、19歳で独立。24歳で運送業を起業、48年丸和運輸機関を設立、社長に就任。平成26年東証二部上場を経て、翌年東証一部上場。現在は日本3PL協会会長、東埼玉テクノポリス共同組合理事長、公益財団法人和佐見丸和財団代表理事も務める。