年明け早々、アメリカのトランプ政権が突如としてベネズエラに侵攻、大統領を拘束して世界に衝撃を与えた。この行為をメディアは激しく非難し攻撃したが、アメリカと中南米の歴史を知ることなしに出来事の本質は見えてこない。それは日本と台湾、中国の関係についても言えることである。歴史を正しく知ることで、これまで植え付けられた「常識」では見えなかった世界の本質が見えてくる。
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京都大学名誉教授
中西輝政
なかにし・てるまさ
昭和22年大阪府生まれ。京都大学法学部卒業。英国ケンブリッジ大学歴史学部大学院修了。京都大学助手、三重大学助教授、米国スタンフォード大学客員研究員、静岡県立大学教授を経て、京都大学大学院教授。平成24年退官。専攻は国際政治学、国際関係史、文明史。著書に『国民の覚悟』『賢国への道』(共に致知出版社)『大英帝国衰亡史』(PHP研究所)『アメリカ外交の魂』(文藝春秋)『帝国としての中国』(東洋経済新報社)等多数。近刊に『シリーズ日本人のための文明学2 外交と歴史から見る中国』(ウェッジ)。