人間形成の空手道場として、世界23か国に広がっている少林寺流空手道「錬心舘」。その起源はいまから61年前、鹿児島のたった6坪の道場に3名の高校生を迎えてのスタートだった。父親である開祖の思いを受け継ぎ、今日の発展を築いた第2代宗家・保巖氏に、いかにして一道を切り拓いてきたかについて伺った。
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国際少林寺流空手道連盟会長、錬心舘総本山宗家
保 巖
たもつ・いわお
昭和23年鹿児島県生まれ。42年第1回少林寺流空手道全国大会優勝。同年フィリピンに渡航して以来、台湾、ドミニカ共和国など海外各国で空手道の指導、普及に当たる。平成12年6月宗家襲名。十段範士。国際少林寺流空手道連盟会長。